FOR YOURSELF & YOUR FUTURE

日々のちょっとしたこと心のお話

内に向ける作業

めっきり気温も下がり過ごしやすくなってきましたね

食の秋

美味しいものなど

楽しみです

 

さてさて

本日は

韓国ドラマskyCASLE

こちらご覧になられていますか?

過酷な受験戦争を繰り広げる韓国

何としてもわが子を医大合格へと

手段を択ばないリッチピープルの知られざる心の中

大人たちの欲望に翻弄される子供たちの生き苦しさなど

見ていてハラハラのドラマです

 

このドラマには

それぞれの役柄を見ていると

人生脚本

愛着

罪悪感

侮蔑

人間の隠したいものすべてが

炙りだされる人間ドラマです

 

アル中の父親にさんざんな思いをさせられた生い立ちを持つ母親

医師三代に固執する母親に支配された生い立ちの父親

侮辱された経験から人の上に立つことで自分を保とうとする父親

子供の為に自分のすべての夢をあきらめた母親

 

その中で苦しむのはいつも子供たち

 

親の欲望を満たすための道具と化す

 

親世代も自分が傷ついていることに

気づかないのか、

気づいているのに、気づかないふりをしているのか

 

人生脚本

 

私たちは

自分を苦しめた親によく似たタイプの人を

前にすると

傷がうずいてしまうのです

 

同じ人を前にしても

Aさんは別になにも感じなくても

Bさんはなぜかざわつく

 

これはBさんの中で何かが起こっている証拠ですね

 

同じリンゴを前にしても

Aさんはおいしそうと

Bさんは以前まずいリンゴをくちにしたこともあり

ほんとに美味しいのかしらと疑ったり

 

すべて私たちの中で問題を起こしているのがわかりますね

 

この時に問題が起こっていないのに

経験見たこと聞いたこと感じたこと五感を通じての経験は筋肉に残っていて

 

同じようなシチュエーションになるとザワザワが湧きあがるのです

 

これは意識下で起こるものではなく無意識化で起こるものなので

意識してどうにかなるものではないから

私たちは違和感、嫌な感覚を持ってしまいます

 

嫌な感覚だけではありませんよ

もちろん

いい感覚もちゃんと筋肉には残っていますよ

ふんわりしたものに触れるとなんだか懐かしい気持ちになるのも

誰かに守られている感覚に似ていたり

 

体の感覚というのは正直ですね

 

だからもし

自分が何かざわついて困っていたり

自分が何かに足止めされている感覚があったりするのなら

 

それは一体何なんだろうと

自分の内側に意識を向けてみるということはとても大事です

 

例えば支配的な人を前にすると、反抗的な気持ちが湧きあがってきて

困るとします

 

その気持ちが湧きあがると何が困るの?

そんな気持ちを持っている自分を自分でどう感じているの?

 

おそらく

想像するとしたら

幼少期に支配的な人がいて

何も意見を言わせてもらえなかった

言われるとおりにするしかなかった

はむかってしまったらご飯をもらえなかった

殴られた

無視され続けた

 

相当の怒りを抑え込んでいるのでしょう

その怒りをコントロールすることができなくなる自分が

怖い

支配的な相手に今にも狂気をぶつけてしまいそうで

自分を見失ってしまいそうで怖い

 

そんな怒りを感じます

 

大切なことは

怒りを抑え込むのではなく

ぶちまけてしまいなさい

そんなことではありません

 

その怒りを昇華させるためには

その感覚をきちんと感じきることが大切です

 

といっても

相手にそれをぶつけることではありません

なぜならあなたのぶつけたい怒りの矛先は目の前にいる人ではないはずです

 

目の前の人ですか?

 

違いますよね

 

あなたの気持ちを受け止めてくれなった人は誰ですか

あなたはどんな気持ちをうけとめてほしかったのでしょうか

あなたは受け止めてもらえずどんな気持ちだったのでしょうか

 

あなたの内側に意識を向けて聞いてみてください

 

支配下にはいってしまいがちな人は

自分の意見を言ったりせず

出しゃばったりすることはないでしょう

 

まわりからは

おとなしい人

いつも控えめで

ニコニコ笑って

 

誰もあなたを糾弾する人はいないでしょう

誰もあなたを責めたりしないでしょう

 

自分の気持ちを分かってほしい

そんな気持ちは抑え込まれていますよね

 

まわりから責められない代わりに

自分の気持ちは一切出さない

 

これは

自分で自分を大切にしていない状態ではないでしょうか

 

大切にされたい

尊重されたい

そんな気持ちでいっぱいなのに

 

あなた自身も自分を大切にしていない

この事実にきちんと向き合ってください

 

自分を大切できない人が他の人を大切にすることができるでしょうか

 

お互いが大切にしあう尊重しあわずに、親しい関係性を持つことは可能なのでしょうか

 

幼少期に自分を大切にしてもらえなかった

悲しい事実があるかもしれません

 

でも

だからといって

あなた自身が自分を大切にしない

あなた自身が自分の声に耳をかたむけないで

いいのでしょうか

 

自分を大切にするにはどうしたらいいか

それは自分の声に、自分の内側に意識を向けてみるというのも一つではないでしょうか

 

ぜひあなたの内なる声に耳を傾けてみて下さいね

 

どうしても苦しくなったり

自分ではどうしようもなくなったら

信頼している友達に話をきいてもらったり

 

プロのセラピストと対話を通じて

あなたの内側に意識を向けるようにしてみるのも一つです

訓練を受けたセラピストの質問に答えていくことは

あなたの内側にアプローチしていくことにつながるのです

その紡ぎだされる言葉は本当のあなたの言葉なのです

 

自分を知ることは決して怖いことではありません

自分らしく生きていくことなのです

 

あなたらしくあなたの人生を生きてほしい

ただその気持ちだけです

 

それではまた